2021/03/29
うるし旅② ー奥南部漆物語ー 天台寺
地元の人が「御山」と呼ぶ東北の古刹「天台寺」。
浄法寺インターから車で5分のところにあります。
瀬戸内寂聴さんが住職として就任されたことが有名ですが、
浄法寺漆のルーツも天台寺の大切なことのひとつとも言えます。
浄法寺漆器は天台寺の僧侶が、日々の食事に使うために作った器が由来と伝えられています。
そのルーツから装飾のほとんどのない、素朴で実用的な普段使いの器が特徴の浄法寺漆器です。
地元には今も漆器の呼称は、「御山御器」と呼ぶ風習があります。
御山御器とは、飯椀・汁椀・皿の三つ椀を指し、
僧侶の質素な生活を表し、天台寺と地域との深い関わりを伝えています。
天台寺は昨年360年ぶりの大改修が完了しました。
仁王門、文化財収蔵庫や桂泉観音がが収められている桂泉蔵など見所たくさんの天台寺。
歴史的背景を事前に学んでいくとより楽しめます。
またボランティアガイドによる案内を聞きながらめぐるとよりその時代を思い起こしながらめぐることができます。
ボランティアガイドのお申込みは
二戸市商工会浄法寺支所内
14日前までに要予約
TEL:0195-38-2416(受付8:30~17:00 休:土日祝日 年末年始)
また、天台寺のHPはこちらです。
http://tendaiji.or.jp/
これから新緑やあじさいが彩を増していく天台寺。
どうぞ足をお運びください。