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2021/03/22

うるし旅① ー奥南部漆物語ー 

令和2年6月に、

「“奥南部”漆物語~安比川流域に受け継がれる伝統技術~」

が日本遺産に認定されました。

 

日本遺産とは

日本の文化や歴史を世界にアピールするために、

魅力ある文化や伝統を全国から選び、文化庁が認定するものです。

 

日本遺産は、建物や場所が認定されるのではなく、文化や伝統を物語る「ストーリー」が認定されます。

 

また、奥南部とは

八幡平市から二戸市へ流れる安比川流域のことで、

俗学者の柳田国男さんがこの流域のことを「奥南部」と呼んでいます。

 

その流域に、昔から漆に携わる職人がたくさん暮らしていました。

盛岡藩政時代から「漆」を重要な産業として振興を図ったようです。

 

上流域にはお椀などを作る「木地師」。

ジブリ映画「かぐや姫」にも木地師の家族が出てきましたね。

 

中流域にはお椀などに漆を塗る「塗師」。

 

下流域では良質な漆が採れるため、ウルシの木から樹液を採る「漆掻き職人」が多く住んでいました。

 

そのため、今回、今も大切に漆産業を守り続けてきた八幡平市と二戸市が日本遺産に認定されました。

 

 

「岩手日報 こども新聞 奥南部漆物語」より引用

 

 

 

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